年商5億円未満、地方の中小企業の経営課題(ヒト・モノ・カネ)をマーケティングで解決し、地域No.1企業にするマーケティングコンサルタントの小林 顕裕(@KOBAKI14)です。
中小企業の経営者であれば、一度は頭をよぎったことがある言葉——
それが「倒産」ではないでしょうか。
ここ数年、コロナ禍や物価高、人手不足といった複合的な要因により、やむなく廃業や倒産を選ぶ企業が増えています。では、企業はなぜ倒産してしまうのでしょうか?
結論はシンプルです。
「お金がなくなるから」です。
なぜお金がなくなるのか?2つのパターン

お金がなくなる理由は大きく2つに分類されます。
- 支出が増えすぎた(使いすぎ)
- 収入が減った(売上減少)
たとえば、「北浜グローバル経営」という企業は、コロナ補助金のコンサルティングで急成長しましたが、それに伴い人員増強や事務所移転などの支出が増加。補助金需要が落ち着いたことで売上が激減し、最終的には倒産に至りました。
同様に、コロナ禍の融資で資金繰りを一時的に乗り越えた企業でも、売上が回復しなければ、返済の負担が経営を圧迫し、倒産してしまうケースがあります。
つまり、支出が多い=悪ではなく、売上が減ったことが根本的な問題なのです。
売上アップの方程式を知っていますか?

私が多くの社長に聞いてきた質問があります。
「売上って、何で構成されているかご存じですか?」
実は、この問いに明確に答えられる社長は、全体の2割程度しかいません。
売上は、以下の【3つの要素】で構成されています。
- 客数
- 客単価
- リピート率
この3つを掛け合わせたものが、あなたの会社の「売上」なのです。
新規客だけが正解ではない

多くの社長が「売上を上げたい=新規客を増やすこと」と思いがちですが、これは間違いです。
- 既存客のリピート率を高める
- 客単価を引き上げる
これだけでも売上はアップします。
一番ハードルの高い「新規開拓」ばかりに注力していませんか?
売上に伸び悩んでいるなら、まずは「客数」「客単価」「リピート率」のどれに課題があるのかを客観的に分析してみてください。
まとめ:売上を上げるために今できること
売上アップに近道はありません。
しかし、方程式は明確です。
売上 = 客数 × 客単価 × リピート率
この公式に基づいて、3つのどこを強化すれば最も効果的か?を判断し、施策を打つことが、倒産リスクを遠ざける第一歩です。
あなたの会社の売上は、まだまだ伸ばせます。
ぜひこの機会に、経営の基本を見直してみてください。
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